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生細胞イメージング

生細胞イメージングとは

生細胞イメージングとは、細胞を生きた状態で培養しながら観察する手法です。観察にはタイムラプス撮影が可能な蛍光顕微鏡やライブセルイメージングシステムが用いられ、インキュベータ内などで培養を続けながら長期間で観察を続けます。

生細胞イメージングとは

生細胞イメージングのメリット

生細胞イメージングでは、生きたままの細胞の挙動を研究することで、身体機能のより生物学的なアプローチが可能となります。生きた細胞を観察することで、外部環境を変化させることなく細胞を培養しながら観察を続けることができるようになり、細胞の変化を損なうことなく、長期間にわたる細胞の活動を分析できます。

 

形態観察に加え、細胞の長期に渡る動きの分析や細胞にイベントが発生するタイミングの分析、胚発生におけるさまざまな段階で細胞周期の長さを測定し、規則的ではない切断を特定・解析するなどの分析をすることができます。

生細胞イメージングのメリット

生細胞イメージングをリアルタイムで

細胞イメージング解析には、蛍光色素を用いた蛍光顕微鏡による観察手法が用いられます。

生きた細胞を用いた蛍光観察は、基礎生物学の研究には欠かせないものですが、実験操作や観察中に細胞を生きた状態に保つことは簡単ではありません。

そこで、リアルタイムで細胞の活動を観察するために、生細胞イメージングシステムが使用されます。

生細胞イメージングをリアルタイムで

生細胞イメージングの用途

Lumascopeは多様な細胞イメージングに使用できます。培養細胞のイメージングはもちろん、細胞増殖やコンフルエンス、タンパク質発現のトラッキング、トランフェクション効率の決定、幹細胞の挙動観察、など、細胞イメージングに必要とされる多様な観察用途に用いられています。

  • ライブセルイメージング

  • 細胞成長とコンフルエンス

  • 細胞遊走とワンドヒーリング

  • 細胞周期プロテイン表現型

  • 微細構造の活用

  • カルシウム分析

  • トランスフェクション効率の決定

  • 幹細胞の習性

  • 細胞死の分析

  • アポトーシス誘導

  • スフェロイドの成長と習性

  • イースト菌培養

  • 生体内研究

  • 微小真核生物

  • 無電源環境での顕微鏡撮影

生細胞イメージングの用途

生細胞イメージング観察例

生細胞イメージングの撮影例

マウス着床前胚発生

Preimplantation_white.gif
Preimplantation_nuclei.gif

(LS620 対物x20(オリンパス製)で撮影)

東京大学農学生命科学研究科 

応用遺伝子学研究室でLS620を採用頂きました。

http://www.vm.a.u-tokyo.ac.jp/iden/ouyouiden/laboratory.htm

生細胞イメージングの使用可能場所

  • 培養インキュベーター

  • 安全キャビネット

  • 環境制御ワークステーション

  • ドラフトチャンバー

  • ​屋外

生細胞イメージングシステム - Lumascope

Lumascopeは蛍光観察機能を備えた生細胞イメージングシステムで、コンパクトな設計のため細胞培養インキュベーター、組織培養フード、環境ワークステーションなど、狭いスペースでも生細胞の観察が可能で、スライド、マイクロプレート、フラスコ、ディッシュの細胞を観察できます。
独自のソフトウェアによって、数秒、数分、数時間、数日間の間隔でのタイムラプスも観察でき、ご使用のPCとのUSB接続による電源供給とコントロール、汎用レンズとの互換性により、お客様の使用する対物レンズでも使用可能で迅速にセットアップでき、優れた使いやすさを実現しています。
カスタム最適化フィルターセットにより、BFP、DAPI、FITC、Fluo-4、GFP、mCherryを含む、青色・緑色・赤色蛍光体が検出可能でオプションの位相コントラストアクセサリにより、位相差観察、非染色サンプルの観察を強化できます。

蛍光顕微鏡 - Lumascope 商品一覧

明視野・位相差・3色蛍光・高速XY自動ステージ・オートフォーカス​モデル-LS850

明視野・3色蛍光
オートフォーカス
モデル

​*位相差アドオン可能

明視野・3色蛍光・オートフォーカス​モデル-LS820

明視野
3色蛍光​モデル
​*位相差アドオン可能
​*2023年終売予定

蛍光顕微鏡LS620

生細胞イメージング - Lumascope

Etaluma Microscope

コンパクト設計の

​蛍光細胞イメージング顕微鏡

 エタルマのLumascope(ルマスコープ)は、優れた感度、解像度、ゼロピクセルシフトを備えた、半導体光学の新しいコンセプトで設計された、倒立型小型蛍光顕微鏡です。

 そのコンセプトのデザインにより、インキュベーター、ドラフトチャンバーなどの限られたスペースの中で使用でき、幅広いラボウエアでのライブセルイメージングを可能にします。

コンパクトデザインによりインキュベーターやワークステーション内で使用可能

A Dramatic New Concept

生細胞イメージングをインキュベーター内で

Lumascopesは、従来の高価な顕微鏡に匹敵する高解像度画像を備える、用途の広い、コンパクトな倒立型蛍光顕微鏡で、日々顕微鏡を使用する科学者によって考案、設計されました。従来の倒立顕微鏡は非常に高価で、複雑で、不要な機能も多く搭載していましたが、 Lumascopeは、高画質、汎用性、小型化、使いやすさ、低価格を実現しました。

 

LumascopesはLED光源、Semrockフィルター、最先端の光学技術、CMOSセンサーにより、回折限界に近い解像度画像(理論上)の提供を可能にします。USBでPCと接続することにより、画像、タイムラプス、動画の取り込みが非常に簡単です。そして、非常にコンパクトなので、インキュベーター、安全キャビネット、ワークステーションなどの限られたスペースでの作業が可能で、モデルにより、外部からのリモート操作、イメージモニタリングが可能です。

Lumascopesは、手動XYステージ、または自動ステージを備えており、汎用のマイクロプレート、フラスコ、ディッシュ、カスタムラボウェアに対応しています。 USBで画像をコンピュータに直接送信するLumaviewソフトウェアが付属しているため、オンボードでの画像保存、処理が不要になり、コンパクト化を実現しました。 Lumaviewは、数秒、数分、数時間、または数日にわたるタイムラプス観察を可能にし、ライブビデオは毎秒最大30フレームで録画が可能です。

生細胞イメージングシステムをインキュベータ内で使用

BPAE cells 

BPAE cells stained to show nuclei (blue), alpha-tubulin (green), and F-actin (red) on an LS 620; LifeTech FluoCells slide #2; 40x Olympus objective.

​多彩なアプリケーション・汎用性

生細胞イメージングシステムの多彩な使用用途
  • ライブセルイメージング

  • 細胞増殖、コンフルエンス

  • 細胞移動、創傷治癒

  • トランフェクション効率の決定

  • タンパク質発現のトラッキング、定量化

  • 細胞分化観察

  • 含有分析

  • 生体内調査

  • AC電源不要顕微鏡撮影

ベネフィット

LED光源とCMOSセンサーを高度な光学技術で顕微鏡に応用し、理論上最大値付近の解像度を得ています。お使いのラップトップにUSBで接続して使用し、動画やタイムラプスも取り込めます。システムを極力単純化したために、これまでの顕微鏡では考えられない丈夫な構造です。また、光源が弱くても十分な光度が得られているため、光が与える細胞への損傷や蛍光減衰が極力抑えられます。

  • レンズ着脱式(1.25~100倍対応!)

  • オリンパスレンズ使用可能(高画質)

  • 培養インキュベーター内に収まる設計

  • 回折限界付近の高解像度

  • 3色(赤、青、緑)蛍光

  • 位相差観察のオプション有

  • 自動ステージモデル有

生細胞イメージングシステムのベネフィット

生細胞イメージング - デモについて

Lumascopeは無料にてデモが可能です。実際の実験環境や使用環境でお試しいただき、Lumascopeの機能や性能、使いやすさ、製品の大きさ等を事前にご確認いただけます。デモ可能な機種や貸出期間等につきましてはお問い合わせください。

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