細胞顕微鏡
細胞生物学とライブセルイメージング
細胞研究とライブセルイメージングは細胞生物学の研究にとって欠かせないものです。
蛍光顕微鏡を利用したライブセルイメージングシステムでは、細胞の状態を維持しながら、多くの情報を得ることができます。
「Lumascope」を使用すれば、インキュベーター内で湿度、温度を一定に保ちながら、光毒性を最小限にし、何時間、何日、何週間にもわたる長期的なライブセルイメージング画像が取得できます。
コラーゲンマトリックス(3Dコラーゲン発芽アッセイ)に
埋め込まれたヒトのスフェロイド黒色腫 (メラノーマ)
コラーゲンマトリックス(3Dコラーゲン発芽アッセイ)に埋め込まれたヒトのスフェロイド黒色腫 (メラノーマ)。個々の細胞がスフェロイドから出ようとしているのが見えます。コラーゲンマトリックスへの腫瘍の浸透/運動性を測定しています。タイムラプスはインキュベーター内の「Lumascope」LS720自動蛍光顕微鏡で撮影したものです。
提供:ドレクセル大学Ed Hartsough研究室
タイムラプス撮影
「Lumascope」には、USBで画像をコンピュータに直接送信するLumaviewソフトウェアが付属しております。
ソフトウェアにより、数秒、数分、数時間、数日にわたるタイムラプス画像を取得できます。
そして、ライブビデオは毎秒最大30フレームで録画が可能です。
長時間のデータ収集が可能となり、説得力のあるデータ、資料が作成できます。
細胞研究をより正確に行うことができ、研究をより柔軟に行うことができるようになります。
非常にコンパクトなため、インキュベーター、安全キャビネット、ワークステーションなどの限られたスペースでの観察が可能です。
モデルにより、自動ステージ、外部からのリモート操作、イメージモニタリングも可能で、位相差オプションで位相差観察を強化できます。
間葉系幹細胞増殖 タイムラプス撮影動画
使用機種:LS620
対物レンズ:Apochromat F10x
タイムラプス:1/5秒 72時間 ※イメージソフトで加工
高解像度と頑丈な構造
LED光源とCMOSセンサーを高度な光学技術で顕微鏡に応用し、理論上最大値付近の解像度を得ています。
システムを極力単純化し、これまでの顕微鏡では考えられない丈夫な構造を実現しました。また、光源が弱くても十分な光度が得られているため、光が与える細胞への損傷や蛍光減衰が極力抑えられます。
卵母細胞の成熟過程における殺虫剤の影響について
卵母細胞の成熟過程における殺虫剤の影響について
Xiang-Shun Cui 氏他曰く、”フィプロニルは、ブタの卵母細胞の生体内での成熟期に、アポトーシスや細胞周期の進行停止を促進します。”
https://link.springer.com/article/10.1007%2Fs10495-019-01552-w