Lumascope蛍光顕微鏡による細胞観察
蛍光顕微鏡による培養細胞観察
培養細胞観察の分野において蛍光顕微鏡を用いたライブセルイメージングは近年広く用いられるようになりました。
Lumascopeはコンパクトな設計で、インキュベーター内でも使用できるので、インキュベーターを開くことなく、何日間、何週間といった長期間でのスライド、マイクロプレート、フラスコ、ディッシュの細胞の挙動を観察することができます。
付属のソフトウェアを使用し、簡単に画像撮影、複数画像合成、動画撮影、タイムラプス撮影ができ、画像分析による細胞、核、粒子などの対象物の強調、検出、追跡、そして、データを総合的に分析し、広範な形態、強度、動き、および系統の測定値にアクセスすることができます。
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Lumascope蛍光顕微鏡による細胞観察のメリット
Lumascopeを使用する最大のメリットは、コンパクトな設計のため、インキュベーターやドラフトチャンバー、環境制御ワークステーションなどの狭いスペース内で使用できることです。インキュベーターから取り出すことなく、長期間でのライブセルイメージングが可能なため、従来では捉えきれなかった細胞の挙動や動きを観察することができます。
多様な環境での観察
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培養インキュベーター
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安全キャビネット
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環境制御ワークステーション
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ドラフトチャンバー
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屋外
など
また、Lumascopeの販売価格帯では最も高性能で高機能なデジタルセルイメージングマイクロスコープということです。高度な光学エンジニアリングCMOSセンサーにより、ほぼ回折限界(理論上最大値)の分解能を提供し、高解像度な画像品質を提供します。
汎用性にも優れており、汎用レンズとの互換性により、お客様の使用する対物レンズを使用しての観察も可能で、オプションの位相コントラストアクセサリにより、非染色サンプルの観察を強化できます。LS720は自動ステージにより、複数地点のタイムラプスが可能です。
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Lumascope蛍光顕微鏡による細胞観察の用途
Lumascopeは多様な観察用途に使用できます。ライブセルイメージングはもちろん細胞増殖やコンフルエンス、タンパク質発現のトラッキング、トランフェクション効率の決定、幹細胞の挙動観察、培養観察、スフェロイド観察など、細胞観察に必要なあらゆる観察用途に応用されています。
多様な観察用途
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ライブセルイメージング
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細胞増殖、コンフルエンス
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細胞移動、創傷治癒
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タンパク質発現のトラッキング、定量化
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トランフェクション効率の決定
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生体内調査
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幹細胞の挙動観察
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細胞死の分析
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培養観察
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スフェロイド観察
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下等真核生物の観察
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AC電源不要顕微鏡撮影
など
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Lumascope蛍光顕微鏡のレビュー
Lumascopeは世界中の研究者の方々の細胞観察に使用され、多くの評価を得ています。
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Alex Zambon
Pharmaceutical Sciences
「タイムラプスイメージングからの定量的データにより、単一細胞の細胞シグナル伝達について、前例の無い洞察を得ることができます。 今まで、この分野の進歩の阻害要因は、従来のライブイメージングシステムのコストにありました。 しかし、LS720により、低コストで多色ライブセルレポーターからリアルタイムのデータを得ることができるようになり、単一時点で異種細胞集団にわたる平均シグナルを測定する高価なELISAベースの壊れた細胞アッセイから、経時的に単一細胞分解能で本質的に自由なデータポイントを取得することに切り替えることができました。 また、電動ステージとマルチウェルフォーマットのおかげで、もうプレートリーダーを使う必要はありません。」
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R. Zucker
Neurobiology Division
「1200ピクセルのフレームサイズと20倍の対物レンズを搭載したLS 620は、標準のキセノン、ハロゲン、または白熱照明を使用した顕微鏡で見たものよりも、はるかに明るく、均一な照明を提供します。 」
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Stanford University
Stary Neuroscience Lab
「Lumascopeによって、はるかに高価な顕微鏡(よく知られているメーカー製)でも不可能だった低明度の蛍光ラベリングを解決することができました!」
顕微鏡による細胞観察例
Lumascope蛍光顕微鏡による細胞観察の方法
ここではオレンジサイエンスが取り扱う「Lumascope」を例に蛍光顕微鏡を用いた細胞観察の方法をご説明します。
Lumascopeはインキュベーター、安全キャビネット、環境制御ワークステーションなどの限られたスペースの中で使用できる小型蛍光顕微鏡ライブセルイメージングシステムです。
お使いのコンピューターとUSDで接続するだけで、数分でセットアップでき、即座に使用が可能です。
下記の順でセットアップを行います。
1. Lumascope本体、パソコン、ソフトウェア、対物レンズを事前に準備します。
2. Lumascope本体に対物レンズをセットし、USBケーブルでLumascope本体とパソコンを接続しソフトウェアを立ち上げます。
以上の手順で簡単にセットアップができ、観察準備が整います。
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蛍光顕微鏡による細胞観察の画像や動画
細胞観察分野では、個々の画像の観察キャプチャや3色蛍光、単色蛍光、位相差などの合成画像、タイムラプスシリーズ画像作成およびタイムラプスビデオへの編集、ライブビデオ録画などの画像・動画が用いられます。
鮮明な画像が簡単に記録でき、蛍光顕微鏡による細胞観察を容易にしています。
下記リンクより、Lumascopeを用いた観察例動画、画像、研究者の方々が撮影した撮影画像例をご覧いただけます。