圧縮強度
圧縮強度とは
圧縮強度とは、サンプルを圧縮・押しつぶした際に測定されるサンプルの機械的特性の数値のことです。サンプルを圧縮した際に求められる反応や数値を測定し、機械的強度を調べます。サンプル圧縮時の数値を計測することで圧縮強度や降伏応力、ヤング率やポアソン比が求められます。英語ではcompressive strengthです。

圧縮強度測定に必要な測定器
圧縮強度の測定には圧縮強度測定器が使用されます。サンプルに上下からの圧力をかけ、サンプルを圧縮し測定が実施します。ロードセルによって力の大きさを電気信号に変え、各種数値を計測します。
圧縮強度測定関連の試験装置
オレンジサイエンスでは、生体サンプルのメカニカルテストを得意とするUniVertや、従来できなかった微粒な組織やマイクロスケールサンプルの強度測定を実現した強度測定装置・微粒子計測器MicroTesterの取り扱いがございます。
圧縮強度を測定する目的
圧縮強度を測定することで、圧縮時の特性を測定する、サンプルの性能評価や強度の評価、圧縮時の機械的特性の研究、サンプルの実用性の検証、研究データの提供、複数サンプルを数値により比較するなど、様々な目的で測定されます。
圧縮強度は研究室や実験室内、実際の生産環境などで測定されます。

圧縮強度が測定されるサンプル
圧縮強度は、ゴム、シリンジ、スプリングやコンクリート、PET素材や金属、プラスチックなど、また、スキャフォールド、ハイドロゲル、3D培養モデル、人工骨、マウスのアキレス腱、複合材など、様々なサンプルで測定されます。

UniVertによる圧縮強度測定
セルスケール社のUniVert(ユニバート)は、生体系サンプルの試験を得意とする圧縮強度測定器です。
ロードセルを変えることで、0.5N~10kNまでの圧縮強度測定に対応します。
ソフトウェアによる解析、画像分析、リアルタイムモニタリングにも対応し、生体サンプル試験の豊富な応用例を有します。
幅が22cm、高さが54cmと非常にコンパクトで、モジュラーコンポーネントも簡単に交換できるので、試験室や研究室だけでなく、あらゆる場所で圧縮強度を測定できます。
UniVertは研究者によって開発されたため、工業用の圧縮測定器では実現できないコンパクトさ、試験レンジを実現し、精度の高い試験・解析が可能となりました。
圧縮強度測定機 - UniVertの特徴
幅広い試験用途に対応でき、コンポーネントやロードセルの交換も簡単にできます。
コンパクトなパッケージであらゆる場所で簡単に試験を実施できます。
ソフトウェアを使用し、リアルタイムでテストプロトコルをグラフ化・モニタリングでき、高品質で費用対効果の高い圧縮試験を実施できます。
オプションで液中測定や画像ベースのひずみ測定ツールによる高解像度CCDイメージングが可能です。
UniVertの生体サンプルへの圧縮強度測定の応用例
多様なアタッチメントにより、生体から取り出したサンプルの引張強度測定や圧縮強度測定、3点曲げ試験など、様々なテストモードで測定ができ、多様な生体サンプルのメカニカル試験を実現します。
生体サンプルは試験時のグリップが難しいですが、ばね・ネジで締め付けるグリップで簡単・的確に生体サンプルを固定できます。
簡単なモジュール交換で多様な試験に対応
