オートフォーカス 3色蛍光・位相差・明視野イメージング
コンパクトで、インキュベーター、安全キャビネット、環境制御ワークステーションなどの狭いスペースでも使用可能な、Lumascope小型蛍光顕微鏡に、オートフォーカスを追加した、Lumascope820(LS820)がリリースされます。
現行モデルの機能はそのままで、下記の改良が加わりました。
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最大可動範囲14㎜、最小100nm 制御のオートフォーカス・Z スタック
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高感度モノクロCMOS BSIセンサー(5Mp,12-Bit)
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最大画像イメージ 2100x2100 Pixel
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Windows、Mac、Linux対応の新ソフトウェア(LumaViewPro)
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独自の照明技術による位相差・暗視野観察(オプション)
特徴
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スライド、マイクロプレート、フラスコ、またはディッシュの細胞を観察可能。
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多目的でコンパクトなデザインのため、細胞培養インキュベーター、組織培養フード、および環境ワークステーション内での使用が可能。
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独自のソフトウェアにより、数秒、数分、数時間、または数日間のタイムラプスが可能。
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近代的なLEDと光学設計により、コスト低減、操作性、レーザー・アークランプシステム維持を簡素化。
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PCとのUSB接続による電源と制御で、迅速なセットアップと使いやすさを実現。
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カスタム最適化フィルターセットにより、BFP、DAPI、FITC、Fluo-4、GFP、mCherryを含む、青色・緑色・赤色蛍光体検出可能。
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高度な光学システムにより、一般の照明条件でも優れた解像度を提供。
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汎用レンズとの互換性により、お客様の使用する対物レンズでも使用可能。
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オプションの位相コントラストアクセサリにより、非染色サンプルの観察を強化。
寸法
LS820は、位相差照明ユニットが標準装備です。不要の場合は取り外し可能です。
仕様
励起・吸収プロファイル
撮影例
Bright Field
Histone H2B-mRuby2
マウス着床前胚発生(LS620 対物x20(オリンパス製)で撮影)
東京大学農学生命科学研究科 応用遺伝子学研究室でLS620を採用頂きました。
エレクトロポレーション(電気穿孔法):
脂質生成間葉幹細胞のための持続可能な細胞生物学保存細胞ラベリング論
Kathrin von der Haar 氏他
https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/30944770
エタルーマ社のインキュベーター蛍光顕微鏡LumaScope600(40倍の対物レンズ使用)で撮影されたエレクトロポレーションをされたAD-hMSCのeGFP発現
ユーザーボイス
Alex Zambon
Pharmaceutical Sciences
「タイムラプスイメージングからの定量的データにより、単一細胞の細胞シグナル伝達について、前例の無い洞察を得ることができます。 今まで、この分野の進歩の阻害要因は、従来のライブイメージングシステムのコストにありました。 しかし、LS720により、低コストで多色ライブセルレポーターからリアルタイムのデータを得ることができるようになり、単一時点で異種細胞集団にわたる平均シグナルを測定する高価なELISAベースの壊れた細胞アッセイから、経時的に単一細胞分解能で本質的に自由なデータポイントを取得することに切り替えることができました。 また、電動ステージとマルチウェルフォーマットのおかげで、もうプレートリーダーを使う必要はありません。」
R. Zucker
Neurobiology Division
「1200ピクセルのフレームサイズと20倍の対物レンズを搭載したLS 620は、標準のキセノン、ハロゲン、または白熱照明を使用した顕微鏡で見たものよりも、はるかに明るく、均一な照明を提供します。 」
Stanford University
Stary Neuroscience Lab
「Lumascopeによって、はるかに高価な顕微鏡(よく知られているメーカー製)でも不可能だった低明度の蛍光ラベリングを解決することができました!」
堅牢性
Lumascopeはグローバルで600台近く販売されておりますが、人為的な故障も含め、不具合はほとんど報告されておりません。
下記動画はドロップテストの様子です。通常の使用で考えられる約1mの高さからの落下した後でも、正常に動作しているのがお分かり頂けます。
また、通常のインキュベーター内での使用はもちろん、90度の過酷な環境化でも数日間使用できた実績もございます。
データ取得用ソフトウエア LumaView
Lumaviewには、個々の画像のキャプチャ、3色蛍光や1色蛍光、位相差などの合成画像、タイムラプスシリーズおよびタイムラプスビデオへの編集、ライブビデオなど様々な機能があります。
現在下記の2つのLumaviewバージョンがあります。
○Lumaview 720/600シリーズ(LS720、LS620、LS600)
○Lumaview 500/400シリーズ(LS520 / 500、LS420 / 400)
デスクトップとラップトップのどちらでも使用いただけます。動作環境はWindows 7、8、8.1、10です。
各Lumaviewバージョン用のユーザーガイド(完全版)はソフトウェアのヘルプセクションをご覧ください。
Lumaviewのスタートアップガイドはダウンロードページからご確認いただけます。
データ解析用ソフトウェア Lumaquant
Lumaquantは、蛍光顕微鏡や位相差顕微鏡、明視野顕微鏡で取得した2Dや2D + Timeデータセットを分析するのに非常に優れています。
最先端の画像処理アルゴリズムによって、細胞、核、粒子などの対象物の強調、検出、追跡が可能です。
新しいLumaquant 7.7には、Lumaquantのすべてバージョンの2Dレシピが搭載されています。
DRVisionの*強力なPixel Classifierを使用すると、より簡単で迅速に画像分析が可能です。
また、データを総合的に分析し、広範な形態、強度、動き、および系統の測定値にアクセスすることができます。
Calcium Oscillation
Nuclei Tracking
Cell Count
Cell Proliferation
Cell Tracking
Particle Tracking
Phase Cell Tracking
Wound Healing
製品モデル
・オートフォーカス・モデル
明視野・3色蛍光
オートフォーカス
モデル
*位相差アドオン可能
・定点モデル
※ LS 820・620の手動ステージ、位相差はオプション。LS850には標準装備です。
※ 御購入後は、上位機種へのアップグレードはできません。