CellScale社 MicroTester 共培養前立腺がん組織モデルの物性試験
Auburn大学のチームは、異種移植腫瘍組織標本との直接比較試験により特性を把握した、3次元前立腺がん組織モデルを開発しました。
最近発表された研究では、マウスに腫瘍の異種移植片を切除して1mm厚の切片にし、3mmの生検パンチで芯を取り、腫瘍内の位置(中心部、中間部、周辺部)を記録し、in vitroでの研究では、がん細胞と線維芽細胞の混合物を紡いで細胞ペレットとし、これをポリマー前駆体に懸濁させ、この溶液を直径3mm、高さ1mmの円筒形の組織に成形し、一定期間培養しました。この組織の硬さは、細胞の播種密度、マトリックス組成、培養時間を変化させることで制御しました。
研究チームは、現在この体外診断用具を疾患モデリングや薬剤開発の研究への利用を検討しております。
組織の異種移植片とin vitro試料の硬さを測定に、CellScale社のMicroTester G2が使用されました。
製品紹介/MicroTester G2
特徴
50μm~のサンプル測定が可能
ビーム(カンチレバー)径を変えることにより、0.005mN~の測定可能
アクチュエーター分解能は 0.1μm(※LTモデルは 1μm)
測定と同時に画像データの取得可能(最大5枚/1秒)
ソフトウエアにより、Load, Hold, Recoverのフェーズの設定が可能
温度制御機能付きメディアバスにより、液中測定が可能
小さなサンプルを微弱な力で試験する場合、力の分解能、使いやすさ、汎用性、試験の可視化、信頼性を実現できるのは、マイクロテスターだけです!
上記以外にも、刺激培養装置、インキュベーター内で使用可能な小型顕微鏡
など様々な装置を取扱っております。
Comments