top of page

酸化鉛ナノ粒子の心毒性作用のメカニズム研究


海外論文のご紹介

emka TECHNOLOGIES社

げっ歯類用 非侵襲ECG測定



Minigaliyeva, I.A., Klinova, S.V., Sutunkova, M.P. et al.


「酸化鉛ナノ粒子の心毒性作用のメカニズムについて」


この研究では、職場の空気や環境で最も一般的な汚染物質の一つである鉛化合物として、酸化鉛ナノ粒子(PbO NP)の心毒性作用のメカニズムを調べました


 


URL of Creative Commons license CC BY 4.0: http://creativecommons.org/licenses/by/4.0/


オスのアルビノラットにPbO NPの懸濁液を腹腔内投与し、暴露後の血液・尿、心筋細胞の変化に加え、非侵襲で測定した心電図と血圧を評価しました。その結果、PbO NPが酸化ストレスと心筋細胞の超微細構造への損傷を誘発し、心筋の収縮機能と血圧パラメーターを低下させることが明らかになりました。さらに、貧血・低酸素症・低カルシウム血症など、暴露されたラットの特異的な変化も示されました


非侵襲での心電図測定には、emka社のecgTUNNELが使用されました





 

<使用装置紹介>


ecgTUNNEL

マウス・ラット 非侵襲ECG測定



ベースにある4つの電極パッドに 動物の足が触れることでECGを測定します

ECG信号はUSBケーブルでPCへ送られ、専用のソフトで解析できます



<測定可能項目>

・ECG(最大6リード)・呼吸(オプション)



<特長>

・外科手術や麻酔は必要ありません

・覚醒下の動物はしっかりと固定され、非侵襲で測定できます

・マウスモデルは15-60g、ラットモデルは300-1100gまで対応





 






Comments


Commenting has been turned off.
bottom of page