胚・卵のタイムラプスに最適な小型蛍光顕微鏡
Lumascope(ルマスコープ)は、インキュベーター内で使用可能な小型蛍光顕微鏡です。レンズは着脱式で低倍率から高倍率まで使用可能で、様々な細胞の長時間の観察に最適です。
特に、胚・卵のタイムラプスで多く採用されておりますので、下記に実例を紹介致します。
卵成熟と細胞質分裂に関する論文
"プロテインホスファターゼ2A制御サブユニットB55αのマウス卵子成熟と初期胚発生における機能"
(Liang et al, 2017)
5分間隔・10時間のタイムラプス
細胞質分裂の失敗と極体の突出
"マウス卵子成熟期の非対称分裂過程における割れ目形成のアニリンによる制御"
(Lee et al, 2016)
5分間隔・12時間のタイムラプス
胚小胞の破壊
"LINC複合体の枯渇は、マウス卵母細胞の細胞骨格ダイナミクスと減数分裂再開を破壊する"
(Luo et al, 2016)
5分間隔・6時間のタイムラプス
H2B-eGFPトランスジェニックマウス由来の体外受精卵を1-細胞期から観察
撮影条件
使用レンズ:Olympus LWD CDPlan 20
20分毎の下記設定でのタイムラプス
Brightfield:illumination 5.5%/ Gain 2.00/ Exposure 10.0 msec
Green:illumination 15.5%/ Gain 15/ Exposure 50.0 msec
Lumascope特徴
様々なラボウェアでの細胞観察が可能
コンパクトなデザインのため、限られたスペースでの使用が可能
独自のソフトウェアにより、数秒~数日間のタイムラプスが可能
PCとのによる電源と制御で、迅速なセットアップと使いやすさを実現
最適化フィルターセットにより、BFP、DAPI、FITC、Fluo-4、GFP、mCherryを含む、青色・緑色・赤色蛍光体検出可能
高度な光学システムにより、一般の照明条件でも優れた解像度を提供
オリンパスの対物レンズが使用可能
オプションの位相差ユニットにより、非染色サンプルの観察も可能
3色蛍光モデルの他、明視野、緑蛍光、3色蛍光オートフォーカス+XY自動ステージモデルのラインナップ
LS620で撮影した、核(青)、αチューブリン(緑)、F-アクチン(赤)に色付けされたBPAE細胞(40倍の対物レンズ使用) <提供:LifeTech FluoCells>
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