環境サンプルの前処理(濃縮)に!!
手動からOrganomation社 窒素エバポレーター導入事例
アメリカのシンシナティ大学の化学環境工学部は、水や堆積物などの環境サンプルの分析が専門で、PFAS(有機フッ素化合物)やPPCPs(医薬品およびパーソナルケア製品)などの有機汚染物質の定量化に重点を置いています。
分析で重要なのは、Oasis HLBを使用した固相抽出 (SPE)と、Agilent Q-TOFを使用した液体クロマトグラフィー質量分析 (LC-MS) です。LC-MS装置の感度が高いので、研究室では分析前にサンプルを濃縮する必要があります。
サンプルは5mlのメタノールかアセトニトリルで完全蒸発が必要でしたが、手動の自家製セットアップでは一度に乾燥できるサンプルは1つだけ、しかもサンプルに熱源がないので2時間かかっても完全蒸発まで至りませんでした。
そこで、最大90°Cに達するウォーターバスのついたOrganomation社のN-EVAP12ポジションを導入。10個のサンプル処理がわずか1時間となり、20分の1の時間へ大幅に短縮されました。
<ご使用の製品>
N-EVAP 12ポジション
窒素エバポレーター
PFAS分析用のテフロン加工なしモデルもご用意
異なるサイズの試験管を一括で処理することが可能
窒素ガスの供給をサンプル毎に制御可能
ヒーターはWater・Dryのオプション、常温用バスなしも
<その他の製品>
MULTIVAP 9ポジション
窒素エバポレーター
最大100mLまでの大容量サンプルの蒸発に
外径50mmのビーカー9個付属
常温またはドライブロック(30-120°C)
ガス流量は3列ごとに制御できます
世界中で信頼性が高く高品質の窒素エバポレーター
ご用命はオレンジサイエンスまで
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