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単離心筋細胞 カルシウム&収縮測定システム 使用論文紹介



MyoCyte system

単離心筋細胞 カルシウム・収縮測定システム

使用論文紹介



 Nature Cardiovascular Research誌とTranslational Research誌に掲載された最近の論文で、IonOptixカルシウム・収縮測定システムを用いて、病態生理学的な心筋収縮亢進の抑制を実証しました。


 Nature Cardiovascular Research誌の論文では、IonOptixカルシウム・収縮測定システムを用いた研究により、心筋ミオシン阻害剤アフィカムテンが、カルシウム処理の下流で(すなわち、カルシウムに依存せず、カルシウム過渡を変化させることなく)、成体ラット心室心筋細胞の分画短縮を用量依存的に減少させることが示されました。


 また、阻害作用はどの投与量においても可逆的であった。このデータは、健康なイヌを用いた心エコー検査によって裏付けられ、心拍数を変化させることなく左室駆出率を用量依存的に抑制することが示されました。


 これらのデータはまた、アフィカムテンが他のミオシン阻害剤とメカニズム的に異なることを示しており、アフィカムテンはブレッビスタチンとは結合選択性(アフィカムテンは心筋ミオシンに選択的)において、またマベカムテンとは結合部位において、さらに血漿中半減期や可逆性などの薬理学的特性において異なります。


 重要なことは、アフィカムテンはマベカムテンとはメカニズム的に異なり、多くの点で有利であることから、肥大型心筋症の治療において臨床的有用性が向上する可能性があるということである。



Aficamten reduces myocyte contractility in a calcium-independent manner. Hartman, J.J. et al. (2024) Nat Cardiovasc Res.




 


使用装置紹介



MyoCyte system

単離心筋細胞 カルシウム・収縮測定システム




画像解析による、細胞の収縮、サルコメアの測定、また2波長光源でのレシオメトリックス法による細胞のカルシウム測定(ピーク・速度)が可能です。






 


オレンジサイエンスでは、その他にも、様々な装置を取り扱っております。









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