全自動 単離心筋細胞サルコメア・Ca測定 システム
(Multicellシステム)のご紹介
Nature Scientific Reports誌に掲載された論文で、ドイツのヴュルツブルク大学と大学病院の研究者らは、細胞内と細胞外の心臓ナトリウムレベル(それぞれ [Na+]i と[Na+]e )の特徴づけと定量化を行い、心機能障害と心不全におけるNa+ホメオスタシスを調べるための新しいワークフローを開発しました。
[Na+]i の測定には、IonOptix社の MultiCell システムが使われ、蛍光指示薬であるナトリウム結合性ベンゾフランイソフタレート(SBFI)を定量し、[Na+]e を求めるために、[Na+]i と Na+ 磁気共鳴イメージングを組み合わせたマルチコンパートメントモデルを用いて、非侵襲的に組織のナトリウム濃度と細胞外容積を定量しました。
研究者らは次に、疾患モデルマウスにおける Na+ 蓄積の特徴を明らかにすることで、このアプローチの有用性を実証し、興味深いことに、経大動脈縮窄を受けたマウス(肥大モデル)と左前下行動脈結紮を受けたマウス(心筋梗塞モデル)では、細胞内および細胞外の Na+ 分布が異なっていたことが分かりました。
使用装置紹介
Multicell System
自動 単離心筋細胞カルシウム測定
MyoCyte System
単離心筋細胞カルシウムレシオ測定
オレンジサイエンスでは、その他にも、様々な装置を取り扱っております。
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