[論文紹介] 冬眠中リスから食欲不振を理解する 埋込型テレメトリー体温測定
- Orange Science
- 3月7日
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海外論文紹介
冬眠中リスの体温測定に
emka TECHNOLOGIES社の
無拘束・埋込み型テレメトリーインプラントが使用されました
Mohr, S.M., Dai Pra, R., Platt, M.P. et al.
Nat Commun 15, 5803 (2024).
「視床下部ホルモンの欠乏が、冬眠中のジリスの生理的食欲不振を可能にした」

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Anorexia(食欲不振/拒食症)は、心理的社会的要因は広く研究されていますが、生理的原因はまだ解明されていません。
ジリスにとっては、Anorexiaは冬眠中の生存のための適応戦略です。ジリスの可逆性食欲不振の根底にあるメカニズムを理解するためのMohr氏らによる最新の研究では、冬眠中のジリスは活動期と比べ6倍も少ない食物しか摂取しないことが明らかになりました。
この冬眠に関するAnorexiaは、冬眠中の視床下部のトリヨードチロニン(T3)ホルモンの欠乏に関連しています。
甲状腺ホルモンは摂食行動の調節に不可欠で、冬眠中のリスの視床下部にT3を直接注入する実験では、食欲回復におけるその極めて重要な役割が確認されました。
<研究で使用された製品>
送信機(easyTEL+ M1-TA)
250g以上の動物用

<測定項目>
体温・活動量
保証 電池寿命 150日 (連続使用)
※ 血圧・マルチバイオポテンシャル測定ができるインプラントもあります
<システム構成例>
※ご使用には受信機やデータ解析用システム一式が必要です

APPW(解剖・生理・薬理学会合同大会)出展のご案内
オレンジサイエンス株式会社
2025年3月17日(月)~19日(水)
会場:幕張メッセ
ブース:#26
ぜひお立ち寄りください!