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神経発達障害モデル動物におけるシナプスおよび回路の変化の同定

ウェビナー開催日:2024年9月3日

南イリノイ大学医学部薬理学助教授のベン・リチャードソン博士は、神経科学者・神経薬理学者であり、感覚運動行動における特定の回路の役割と、神経発達障害に関連する環境的・遺伝的要因がこれらの回路をどのように混乱させるかを研究しています。細胞生理学と神経生理学のバックグラウンドを持つリチャードソン博士は、電気生理学、ウイルス操作、光遺伝学、行動学を駆使した統合的アプローチにより、自閉症スペクトラム障害とADHDのモデルマウスにおけるシナプスや回路の変化を明らかにしています。リチャードソン博士の研究室では現在、小脳や軌跡状小脳のような広範な調節脳領域が、障害に関連する遺伝子破壊やストレスによってどのように障害されるかを理解することに焦点を当てています。研究に加え、リチャードソン博士は神経科学と薬理学の研修生の指導と育成にも力を注いでいます。


このウェビナーで、リチャードソン博士は次のことを説明します:


  • 神経発達障害において、あまり考慮されない脳領域や脳回路の破壊がどのように機能異常を引き起こすかを考察する。

  • 性差が重要な時期におけるストレス曝露とどのように相互作用し、カテコールアミン作動性シグナル伝達やそれに関連する認知・情動行動を変化させるかを探る。

  • 自閉症スペクトラム障害の動物モデルにおいて、小脳内のシナプス生理の特異的変化がどのように行動変化を支えるかを調べる。

Precisionary ビブラトーム(振動式ミクロトーム)

組織切片作製

Precisionary ビブラトーム(振動式ミクロトーム)

Precisionary ビブラトームは細胞や組織の切片を特許取得済みの圧縮技術によりビビリなしで作製し、急性組織上の多くの生存細胞を維持します。

  • 従来のビブラトームの5倍の速さで切開し、ブレードを組織に当てる時間を短縮し、より良い切開を実現

  • Auto Zero-Zテクノロジーにより、Z軸のたわみを1 µm未満に低減

  • 高周波振動メカニズムにより、ビビリマークを低減または除去

  • 持ち運びに便利な軽量設計

  • 完全自動化:切開+厚み調整

  • 360度のアガロース包埋により、切断プロセス中に組織を安定化

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