top of page

STREX 手動伸展刺激装置 ST-0040/0100

オレンジサイエンスは、STREX社から製品の販売・サポートを委託された国内販売窓口です

STB-100

ST-0040/0100手動伸展刺激装置は、手動で細胞に伸展と圧縮の刺激を掛けることが出来ます。完全自動伸展システム”ST-1400 ”などの評価目的で使用され、”ST-1400”と同じチャンバーを使用しております。ご希望のストレッチチャンバーのサイズ(4㎝²か10㎝²)により、2つのモデルがございます。

ST-0040/0100手動伸展刺激装置

ストレッチ前

ストレッチ後

ヒト脳血管平滑筋細胞(4×10 ⁴ cells/500 ul) ストレッチ前
ヒト脳血管平滑筋細胞(4×10 ⁴ cells/500 ul) ストレッチ後

顕微鏡下でST-0100を使用して観察:顕微鏡下で画像を撮影するには、通常の向きとは反対の反転位置にある装置でチャンバーを固定します。これにより、細胞をリアルタイムで観察が可能になります。ただし、この機械の再現性は、”ST-1400”などの自動化された機械の再現性よりもはるかに低いことに注意してください。

ヒト脳血管平滑筋細胞(4×10 ⁴ cells/wells)

室蘭工業大学大学院工学研究科 環境創生工学系専攻化学生物工学コース
徳楽清孝教授

システム概要

メイン伸展ユニット

ST-0040 (4 cm² チャンバー用)
ST-0100 (10 cm²とマルチウェルチャンバー用)
注:伸展システムを培養プレートに入れて細胞を培養する必要があります。

システム仕様

ST-0040: 4 cm² チャンバーを使用
ST-0100: 10 cm² チャンバーを使用

伸展率:最大20% ダイヤルを回すたびに、比率が0.5 mm増加します(ST-0040システムでは2.5%、ST-0100では1.6%に相当します)

伸展方向:一軸性

専門的な伸展装置を用いての細胞伸展・物理状態のシミュレート

生きている細胞はダイナミックな物理学的な環境に存在し、様々な機械的な刺激により変化します。
例えば、心筋細胞、上皮細胞、平滑筋細胞それに骨細胞等の細胞は、常に伸展を行っています。
細胞は、機械的受容体と呼ばれる受容体とチャンネルを通して、その機械的環境を把握しており、接着、増殖、運動、形態または人工物の変化による刺激に反応します。しかしながら、自然下でこれらの刺激に取って代わる物が試験管内分析にはありませんが、STREX社製の細胞伸展装置は、特殊なPDMSストレッチチャンバーに細胞を接着させ、それを伸展させることにより、培養細胞に機械的に刺激を加える事ができます。STREXでは、生産性の高い長期間の伸展刺激モデルと、倒立顕微鏡にセットして使用できる生細胞イメージングモデルがあります。

細胞伸展刺激培養装置の特徴

均一な負荷

伸展軸に対して、全ての細胞にほぼ均一な負荷を掛け(5%以下の変動性)、高い再現性を実現します。しかしながら軸方向と異なる二次的負荷は極端に少なくなります。

高い再現性

高精度のトルクモーターにより、伸展ユニットを様々な速度と伸展率で動かすことが可能です。この挙動の安定性と優れた特徴のシリコンフィルムチャンバーにより、伸展速度と伸展率に関わらず再現性の高い機械的伸展を実現しています。

幅広い伸展パターン

各8通りの伸展率と伸展周期の設定により、計64の伸展パターンのプログラムが設定可能となります。追加オプションで高速や高い伸展率等のカスタム伸展パターンも対応可能です。

特殊なストレッチチャンバー

STREX製品のために開発された、シリコンPDMSチャンバーは、細胞接着や蛍光イメージング等、様々な分析技術を促進します。

使用方法

使用方法

フィブロネクチンやコラーゲン等の細胞外基質コーティングは、細胞の接着を促進し、接着した細胞は伸展、圧縮され、途切れない刺激細胞培養を可能にします。顕微鏡搭載モデルのものであれば、伸展ストレスへの反応による、細胞の変化がリアルタイムで観察できます。

実験概要

  1. 細胞外基質コーティングを施したチャンバーに細胞を播種します。

  2. 細胞が伸展チャンバーに接着し、培養を開始します。

  3. 細胞増幅後に、伸展パターンを設定し、サイクルを始めます。細胞は設定された伸展パターンで伸び縮みします。

  4. 細胞観察は引き続き行えます。(顕微鏡搭載モデルを使用していれば、顕微鏡下での観察が可能となります。)

  5. 実験の目的により、細胞を取り出します。

伸展パターン、ストレッチ・チャンバー、チャンバー・コーティング方法に関しては、各々のページをご参照ください。

細胞伸展刺激装置-実験概要

適用事例

研究分野:

1. 生化学実験:遺伝子及びタンパク質の発現変化、シグナル伝達細胞抽出物の回復と分析、ノーザンブロット法やウェスタンブロット法等

2. 細胞生物学実験:固定と染色された細胞の観察のための細胞骨格と細胞質の再編成

3. 細胞生理学試験:様々な電気化学的条件下での、Ca2+流入のリアルタイム観察

STREXシステムを用いた研究論文

注:サポートされる事例は、使用する機材により異なります。

spec

モデル仕様一覧

chart.png

細胞伸展刺激装置 - モデル

細胞伸展刺激装置-STB-140_model.jpg

自動伸展刺激装置

細胞伸展刺激装置-STB-10_model.jpg

手動伸展刺激装置

細胞伸展刺激装置-STB-150W.jpg

一軸伸展観察用装置
(顕微鏡モデル)

細胞伸展刺激装置-STB-190-XY_model.jpg

二軸性伸展観察装置
(顕微鏡モデル)

関連製品

Etaluma Lumascope

インキュベーター内で使用できる3色蛍光ライブセルイメージング蛍光顕微鏡

EtalumaのLumascope(ルマスコープ)は、優れた感度、解像度、ゼロピクセルシフトを備えた、半導体光学の新しいコンセプトで設計された、倒立型小型蛍光顕微鏡です。日々顕微鏡を使用する科学者によって考案、設計され、そのコンセプトデザインにより、インキュベーター、ドラフトチャンバーなどの限られたスペースの中で使用でき、幅広いラボウエアでのライブセルイメージングを可能にします。

多点観察モデル、定点観察モデルがあり、様々な観察シーンに対応できます。

Etaluma Lumascope LS850
Etaluma Lumascope LS820
Etaluma Lumascope 観察画像1
Etaluma Lumascope 観察画像2
bottom of page